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30 login \- システム上でセッションを開く
32 \fBlogin\fR [\fB\-p\fR] [\fIusername\fR] [\fIENV=VAR\fR ...]
34 \fBlogin\fR [\fB\-p\fR] [\fB\-h\fR \fIhost\fR] [\fB\-f\fR \fIusername\fR]
36 \fBlogin\fR [\fB\-p\fR] \fB\-r\fR \fIhost\fR
39 はシステムに新たにセッションを開くために用いられる。
42 というプロンプトに応じる事によって自動的に起動される。
49 \fBexec login\fR とみなすので、ユーザは現在のシェルから抜けることになる。
50 ログインシェル以外から \fBlogin\fR を起動しようとすると、
53 次いで、必要な場合には、ユーザはパスワードを入力するよう促される。
54 パスワードを表示してしまわないよう、エコーは行われない。
56 \fBlogin\fR は終了し、通信の接続は切断されてしまう。
58 アカウントに対してパスワードの有効期限が設定されている場合は、
59 先に進む前に新しいパスワードの設定を促されることもある。
62 詳しい情報は \fBpasswd\fR(1) を参照すること。
64 ログインに成功すると、システムメッセージやメールの有無が表示される。
65 ログインディレクトリに長さ 0 のファイル \fI.hushlogin\fR を作っておけば、
67 \fI/etc/motd\fR の表示を無効にできる。
68 メールに関するメッセージは、メールボックスの状態によって
69 "\fBYou have new mail.\fR",
70 "\fBYou have mail.\fR",
75 \fI/etc/passwd\fR ファイル中に記載されている値に従って設定される。
76 \fB$HOME\fR, \fB$SHELL\fR, \fB$PATH\fR, \fB$LOGNAME\fR, \fB$MAIL\fR
77 の値は、パスワードエントリのそれぞれのフィールドに従って設定される。
78 ulimit, umask, nice 値が、
79 GECOS フィールドのエントリーによって設定されることもある。
82 \fI/etc/ttytype\fR の指定に従って、
83 環境変数\fB$TERM\fRが tty 接続の端末の型 (terminal type)
86 コマンドインタプリタの初期化スクリプトが実行されることもある。
87 この機能についての詳しい情報は適当なマニュアルセクションを参照のこと。
90 ログインシェルの最初の文字に "*" を置く。
92 ユーザが実際にログインする新しいファイルシステムのルートとして扱われる。
99 ユーザはすでに認証されているものとして、認証動作を行なわない。
105 rlogin の自動ログインプロトコルを実行する。
107 \fB\-r\fP, \fB\-h\fP, \fB\-f\fP オプションは、
108 root が \fBlogin\fP を起動した場合にのみ用いる。
110 この版の \fBlogin\fR には多くのコンパイル時オプションがあるが、
111 サイトによってはこのうちの一部しか使われていないかもしれない。
113 システム設定の違いによって上記ファイルの置き場所は変わる。
115 \fI/var/run/utmp\fR \- 現在のログインセッションのリスト
117 \fI/var/log/wtmp\fR \- 過去のログインセッションのリスト
119 \fI/etc/passwd\fR \- ユーザアカウント情報
121 \fI/etc/shadow\fR \- 暗号化パスワードと有効期限情報
123 \fI/etc/motd\fR \- システムメッセージファイル
125 \fI/etc/nologin\fR \- root 以外のユーザのログインを禁止する
127 \fI/etc/ttytype\fR \- 端末の型のリスト
129 \fI$HOME/.hushlogin\fR \- システムメッセージの表示を抑制する
135 .\" .BR d_passwd (5),
141 Julianne Frances Haugh <jockgrrl@ix.netcom.com>