Imported Upstream version 1.43.2
[platform/upstream/help2man.git] / help2man.ja.1
1 .\" DO NOT MODIFY THIS FILE!  It was generated by help2man 1.43.2.
2 .TH HELP2MAN "1" "2013年6月" "help2man 1.43.2" "ユーザーコマンド"
3 .SH 名前
4 help2man \- 簡易マニュアルページの生成
5 .SH 書式
6 .B help2man
7 [\fIOPTION\fR]... \fIEXECUTABLE\fR
8 .SH 説明
9 `help2man' は `\-\-help' および `\-\-version' の出力を元にマニュアルページを生成する。
10 .PP
11 引数 EXECUTABLE には、マニュアル作成の対象とするコマンドを指定する。
12 .TP
13 \fB\-n\fR, \fB\-\-name\fR=\fISTRING\fR
14 「名前」セクションで使うコマンドの短い説明
15 .TP
16 \fB\-s\fR, \fB\-\-section\fR=\fISECTION\fR
17 マニュアルページが所属するセクションの番号 (1, 6, 8)
18 .TP
19 \fB\-m\fR, \fB\-\-manual\fR=\fITEXT\fR
20 マニュアルの種類 (ユーザコマンド, ...)
21 .TP
22 \fB\-S\fR, \fB\-\-source\fR=\fITEXT\fR
23 プログラムの出自 (FSF, Debian, ...)
24 .TP
25 \fB\-L\fR, \fB\-\-locale\fR=\fISTRING\fR
26 ロケールを選択する (デフォルトは "C")
27 .TP
28 \fB\-i\fR, \fB\-\-include\fR=\fIFILE\fR
29 `FILE' から原稿を取り込む
30 .TP
31 \fB\-I\fR, \fB\-\-opt\-include\fR=\fIFILE\fR
32 `FILE' が存在した場合 `FILE' から原稿を取り込む
33 .TP
34 \fB\-o\fR, \fB\-\-output\fR=\fIFILE\fR
35 `FILE' へ出力を送る
36 .TP
37 \fB\-p\fR, \fB\-\-info\-page\fR=\fITEXT\fR
38 Texinfo マニュアルの名前
39 .TP
40 \fB\-N\fR, \fB\-\-no\-info\fR
41 Texinfo マニュアルの紹介を省略する
42 .TP
43 \fB\-l\fR, \fB\-\-libtool\fR
44 プログラム名から `lt\-' を取り除く
45 .TP
46 \fB\-\-help\fR
47 簡単な使い方を表示し終了する
48 .TP
49 \fB\-\-version\fR
50 バージョン番号を表示し終了する
51 .PP
52 マニュアル作成の対象になるコマンドは、\-\-help や \fB\-\-version\fR というオプションを受け入れて、
53 標準出力にメッセージを表示するようになっているべきである。
54 もっとも、以下のオプションを使えば、\-\-help や \fB\-\-version\fR に相当する別のオプションを指定することが可能だ。
55 .TP
56 \fB\-h\fR, \fB\-\-help\-option\fR=\fISTRING\fR
57 ヘルプ表示オプションの文字列
58 .TP
59 \fB\-v\fR, \fB\-\-version\-option\fR=\fISTRING\fR
60 バージョン表示オプションの文字列
61 .TP
62 \fB\-\-version\-string\fR=\fISTRING\fR
63 バージョンとして表示する文字列
64 .TP
65 \fB\-\-no\-discard\-stderr\fR
66 オプションの出力を解析するときに標準エラー出力を含める
67 .SH インクルードファイル
68 .B \-\-include
69
70 .B \-\-opt\-include
71 オプションを使用すると、生成する出力に追加の原稿を取り込むことができる。ファイルの書式は単純である。
72
73     [セクション]
74     本文
75
76     /パターン/
77     本文
78
79 本文は *roff のテキストであり、出力中の、指定された
80 .BI [ セクション ]
81 (大文字・小文字は区別されない) の先頭部分や
82 .BI / パターン /\fR.
83 にマッチするパラグラフの直後に、そのままの形で挿入される。
84
85 パターンには Perl の正規表現の文法を使用する。修飾子の
86 .IR i
87 ,
88 .I s
89 ,
90 .I m
91 を後に付けることもできる (
92 .BR perlre (1) を参照)。
93
94 最初のセクションやパターンより前にある行で、'\-' で始まっている行は、
95 オプションとして処理される。それ以外は、何もせずに無視されるのでコメントや
96 RCS のキーワードなどに使用することができる。
97
98 セクションの出力順序:
99
100     名前
101     書式
102     説明
103     オプション
104     環境変数
105     ファイル
106     例
107     \fIその他\fR
108     作者
109     バグの報告
110     著作権
111     関連項目
112
113 インクルードファイルに
114 .B [名前]
115
116 .B [書式]
117 というセクションがあれば、そこに記述した内容が、自動的に生成される内容のかわりに出力される。
118  (もっとも、どうしても必要ならば、前者については、
119 .B --name
120 オプションを使って、さらに置き換えることができるが。)
121
122 それ以外のセクションについては、上記の標準的なセクションのために
123 自動的に生成される出力の前に挿入されるか、あるいは、(上記の) 
124 .I その他
125 の位置に、インクルードファイル中で見つかった順番で取り込まれる。
126
127 Placement of the text within the section may be explicitly requested by using
128 the syntax
129 .RI [< section ],
130 .RI [= section ]
131 or
132 .RI [> section ]
133 to place the additional text before, in place of, or after the default
134 output respectively.
135 .SH 入手先
136 この配布物の最新バージョンは次の場所から入手可能である。
137
138     ftp://ftp.gnu.org/gnu/help2man/
139 .SH バグの報告
140 バグを発見した場合は <bug\-help2man@gnu.org> に報告されたい。
141 .SH 著作権
142 Copyright \(co 1997, 1998, 1999, 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2009, 2010,
143 2011, 2012, 2013 Free Software Foundation, Inc.
144 .br
145 This is free software; see the source for copying conditions.  There is NO
146 warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.
147 .PP
148 Written by Brendan O'Dea <bod@debian.org>
149 .SH 関連項目
150 .B help2man
151 の完全なマニュアルは Texinfo マニュアルとして整備されている。もし、
152 .B info
153 および
154 .B help2man
155 のプログラムが正しくインストールされているならば、コマンド
156 .IP
157 .B info help2man
158 .PP
159 を使用すると完全なマニュアルを読むことができるはずだ。