msm: consistency for equally ranked keys
[platform/upstream/rpm.git] / doc / ja / rpmbuild.8
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9 .\" the Free Software Foundation; either version 2, or (at your option)
10 .\" any later version.
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13 .\" but WITHOUT ANY WARRANTY; without even the implied warranty of
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15 .\" GNU General Public License for more details.
16 .\"
17 .\" You should have received a copy of the GNU General Public License
18 .\" along with this program; if not, write to the Free Software
19 .\" Foundation, Inc., 59 Temple Place - Suite 330, Boston, MA 02111-1307, 
20 .\" USA.
21 .\"
22 .\" Japanese Version Copyright (C) 2003 System Design and Research
23 .\" Institute Co.,Ltd. All rights reserved.
24 .\"
25 .\" Translated 14 March 2003 by
26 .\"   System Design and Research Institute Co.,Ltd. <info@sdri.co.jp>
27 .\"
28 .TH "RPMBUILD" "8" "09 June 2002" "Red Hat, Inc."
29 .SH 名前
30 rpmbuils \- RPM パッケージのビルド
31 .SH 書式
32 .SS パッケージのビルド:
33 \fBrpmbuild\fR {\fB-ba|-bb|-bp|-bc|-bi|-bl|-bs\fR} [\fBrpmbuild-options\fR] \fB\fISPECFILE\fB\fR\fI ...\fR
34
35 \fBrpmbuild\fR {\fB-ta|-tb|-tp|-tc|-ti|-tl|-ts\fR} [\fBrpmbuild-options\fR] \fB\fITARBALL\fB\fR\fI ...\fR
36
37 \fBrpmbuild\fR {\fB--rebuild|--recompile\fR} \fB\fISOURCEPKG\fB\fR\fI ...\fR
38 .SS その他:
39 \fBrpmbuild\fR \fB--showrc\fR
40 .SS rpmbuild のオプション
41   [\fB--buildroot \fIDIRECTORY\fB\fR] [\fB--clean\fR] [\fB--nobuild\fR]
42   [\fB--rmsource\fR] [\fB--rmspec\fR] [\fB--short-circuit\fR] [\fB--sign\fR]
43   [\fB--target \fIPLATFORM\fB\fR]
44 .SH 説明
45 .B rpmbuild
46 は、バイナリパッケージとソースパッケージの両方のビルド(作成)に利用される。
47 .B パッケージ
48 はファイルのアーカイブと、アーカイブされたファイルの
49 インストール・アンインストールに使われるメタデータから構成される。
50 メタデータは補助スクリプト、ファイル属性、
51 パッケージの説明に関する情報からなる。
52 .B パッケージ
53 には 2 種類あり、
54 インストールするためのソフトウェアをカプセル化するのに使われるバイナリ
55 パッケージと、バイナリパッケージを作成するのに必要なレシピとソースコード
56 からなるソースパッケージとがある。
57 .PP
58 次の基本モードからいずれか一つを選択しなければならない:
59 .BR パッケージのビルド 、 "tar アーカイブからのパッケージのビルド" 、
60 .BR パッケージの再コンパイル 、 設定の表示 。
61 .SS 一般的なオプション
62 以下のオプションはすべてのモードで使用可能である。
63 .TP
64 .BR \-? ", " \-\-help
65 使い方を通常よりも詳しく表示する。
66 .TP
67 \fB\-\-version\fR
68 使用中の
69 .B rpm
70 のバージョン番号を 1 行で表示する。
71 .TP
72 \fB\-\-quiet\fR
73 表示をできるだけ少なくする。
74 通常は、エラーメッセージだけが表示される。
75 .TP
76 \fB\-v\fR
77 より多くの情報を表示する。
78 通常は、ルーチンの進捗メッセージが表示される。
79 .TP
80 \fB\-vv\fR
81 沢山の汚いデバッグ情報を表示する。
82 .TP
83 .BI \-\-rcfile " FILELIST"
84 .B rpm
85 は、コロン(`:')で区切られた
86 .I FILELIST
87 の各ファイルを設定情報として読み込む。
88 読み込みは
89 .I FILELIST
90 に指定された順番で行われる。
91 .I FILELIST
92 のデフォルトは
93 .IR /usr/lib/rpm/rpmrc : /usr/lib/rpm/redhat/rpmrc : ~/.rpmrc
94 である。
95 .TP
96 .BI \-\-pipe  " CMD"
97 .B rpm
98 コマンドの出力を
99 .I CMD
100 へパイプする。
101 .TP
102 .BI \-\-dbpath " DIRECTORY"
103 データベースのパスとして、デフォルトの
104 .I /var/lib/rpm
105 ではなく
106 .I DIRECTORY
107 を使う。
108 .TP
109 .BI \-\-root " DIRECTORY"
110 .\" motoki: after 以下が will be used for 〜 にかかるのかが不明。
111 .\" motoki: will be run にだけかかるのだと思いますが・・・
112 すべての操作において、
113 .I DIRECTORY
114 をルートとしたファイルシステムを使う。
115 つまり、
116 .I DIRECTORY
117 内にあるデータベースが依存性のチェックに使用され、
118 .I DIRECTORY
119 に chroot(2) した後で、すべてのスクリプト
120 (例えば、パッケージインストール時の
121 .B %post
122 や、パッケージビルド時の
123 .B %prep
124 など) が実行される。
125 .SS ビルドオプション
126 rpm のビルド・コマンドの一般的な形式は以下の通りである:
127 .RS 0.2i
128 .PP
129 .B rpmbuild
130 .BI \-b STAGE |\-t STAGE
131 .RB "[ " rpmbuild\-options " ]"
132 .I "FILE ..."
133 .RE
134 .PP
135 パッケージのビルドに spec ファイルを使用するのであれば
136 .B \-b
137 を、
138 .B rpmbuild
139 が spec ファイルを使うために (圧縮されていることもある) tar ファイルの
140 内部から使用する spec ファイルを探すのであれば
141 .B \-t
142 を、それぞれ引数に指定する。
143 最初の引数の後ろにある、次の文字
144 .RI ( STAGE )
145 はビルドとパッケージ化の段階を指定するのに使われ、
146 以下のいずれかが指定される
147 (訳注: 以下のものは spec ファイル、すなわち \-b が指定された場合であり、
148 tar ファイルからビルドする場合は \-ta, \-tb, ... となる)。
149 .TP
150 \fB\-ba\fR
151 (%prep, %build, %install を実行した後に)
152 バイナリパッケージとソースパッケージをビルドする。
153 .TP
154 \fB\-bb\fR
155 (%prep, %build, %install を実行した後に)
156 バイナリパッケージをビルドする。
157 .TP
158 \fB\-bp\fR
159 spec ファイルから "%prep" 段階を実行する。
160 通常、ソースを展開しパッチを適用することを意味する。
161 .TP
162 \fB\-bc\fR
163 (%prep を実行した後に)
164 spec ファイルから "%build" 段階を実行する。
165 一般的には "make" と等価である。
166 .TP
167 \fB\-bi\fR
168 (%prep, %build を実行した後に)
169 spec ファイルから "%install" 段階を実行する。
170 一般的には "make install" と等価である。
171 .TP
172 \fB\-bl\fR
173 "list check" を実行する。
174 spec ファイルの "%files" セクションのマクロが展開され、
175 各ファイルが存在するかの検証をするためのチェックが行われる。
176 .TP
177 \fB\-bs\fR
178 ソースパッケージだけをビルドする。
179 .PP
180 さらに、以下のオプションが利用可能である:
181 .TP
182 .BI \-\-buildroot " DIRECTORY"
183 パッケージビルド時に BuildRoot タグを
184 .I DIRECTORY
185 ディレクトリに上書きする。
186 .TP
187 \fB\-\-clean\fR
188 パッケージが作成された後にビルドツリーを削除する。
189 .TP
190 \fB\-\-nobuild\fR
191 何のビルドも実行しない。spec ファイルの検査を行う場合に便利である。
192 .TP
193 \fB\-\-rmsource\fR
194 ビルド後にソースを削除する
195 (単独で使用してもよい。例: "\fBrpmbuild \-\-rmsource foo.spec\fR")。
196 .TP
197 \fB\-\-rmspec\fR
198 ビルド後に spec ファイルを削除する。
199 (単独で使用してもよい。例: "\fBrpmbuild \-\-rmspec foo.spec\fR")。
200 .TP
201 \fB\-\-short\-circuit\fR
202 指定された段階へ直接すすむ(すなわち、指定された段階までの全ての段階が
203 飛ばされる)。
204 .B \-bc
205
206 .B \-bi
207 (訳注:
208 .B \-tc
209
210 .BR \-ti も)
211 でのみ使用できる。
212 .TP
213 \fB\-\-sign\fR
214 パッケージに GPG 署名を埋め込む。
215 この署名は、パッケージの出所と完全性を検証するのに用いることができる。
216 設定の詳細については
217 .BR rpm (8)
218 の「GPG 署名」の節を参照のこと。
219 .TP
220 .BI \-\-target " PLATFORM"
221 パッケージビルド時に
222 .I PLATFORM
223
224 .B arch-vendor-os
225 と解釈し、それに応じてマクロ
226 .BR %_target ,
227 .BR %_target_arch ,
228 .B %_target_os
229 を設定する。
230 .SS ビルドと再コンパイルのオプション
231 rpm を使ってビルドするには、他にも 2 つのやり方がある。
232 .RS 0.2i
233 .PP
234 .BI "rpmbuild \-\-rebuild|\-\-recompile" " SOURCEPKG ..."
235 .RE
236 .PP 
237 この方法で起動された場合、
238 .B rpmbuild
239 は指定されたソースパッケージをインストールし、
240 準備、コンパイル、インストールを行う。
241 さらに、
242 .B \-\-rebuild
243 の場合、新たなバイナリパッケージをビルドする。ビルドか完了したら
244 ビルドディレクトリは
245 .RB ( \-\-clean
246 を指定した場合と同様に)削除され、
247 パッケージのソースと spec ファイルも削除される。
248 .SS "SHOWRC"
249 コマンド
250 .RS .02i
251 .PP
252 .B "rpmbuild \-\-showrc"
253 .RE
254 .PP
255
256 .B rpmbuild
257 が使う設定ファイル、
258 .I rpmrc
259
260 .I macros
261 で現在セットされているオプションすべての値を表示する。
262 .SH ファイル
263 .SS "rpmrc の設定"
264 .nf
265 \fI/usr/lib/rpm/rpmrc\fR
266 \fI/usr/lib/rpm/redhat/rpmrc\fR
267 \fI/etc/rpmrc\fR
268 \fI~/.rpmrc\fR
269 .fi
270 .SS マクロの設定
271 .nf
272 \fI/usr/lib/rpm/macros\fR
273 \fI/usr/lib/rpm/redhat/macros\fR
274 \fI/etc/rpm/macros\fR
275 \fI~/.rpmmacros\fR
276 .fi
277 .SS データベース
278 .nf
279 \fI/var/lib/rpm/Basenames\fR
280 \fI/var/lib/rpm/Conflictname\fR
281 \fI/var/lib/rpm/Dirnames\fR
282 \fI/var/lib/rpm/Filemd5s\fR
283 \fI/var/lib/rpm/Group\fR
284 \fI/var/lib/rpm/Installtid\fR
285 \fI/var/lib/rpm/Name\fR
286 \fI/var/lib/rpm/Packages\fR
287 \fI/var/lib/rpm/Providename\fR
288 \fI/var/lib/rpm/Provideversion\fR
289 \fI/var/lib/rpm/Pubkeys\fR
290 \fI/var/lib/rpm/Removed\fR
291 \fI/var/lib/rpm/Requirename\fR
292 \fI/var/lib/rpm/Requireversion\fR
293 \fI/var/lib/rpm/Sha1header\fR
294 \fI/var/lib/rpm/Sigmd5\fR
295 \fI/var/lib/rpm/Triggername\fR
296 .fi
297 .SS 一時ファイル
298 \fI/var/tmp/rpm*\fR
299 .SH 関連項目
300 .BR popt (3),
301 .BR rpm2cpio (8),
302 .BR gendiff (1),
303 .BR rpm (8),
304 .nf
305
306 .UR http://www.rpm.org/
307 .B http://www.rpm.org/
308 .UE
309 .fi
310 .SH 著者
311 .nf
312 Marc Ewing <marc@redhat.com>
313 Jeff Johnson <jbj@redhat.com>
314 Erik Troan <ewt@redhat.com>
315 .fi